2018年2月 剣友会だより

最近日中は暖かくなってきましたね。
春はもうそこまで来ています。

先日、春季昇段級審査が実施されました。
若い会員2名が一級を受審されました。
やはり若いだけあり、元気で力強さの感じられる審査となりました。
熱心に稽古に通っている二人なので、稽古の成果が充分に出ていたと思います。

今回は一刀勢法の十二本が審査項目の中心でした。
二人共、基本に忠実にとても良く出来ていました。
私達有段者も基本を大事にする事の大切さを今一度見直してみたいと感じました。

そこでこんな読み物を思い出しました。
この言葉は一刀流の極意そのものです。

[一刀は万刀に化し、万刀は一刀に帰す]
一刀流の定理は万有が一に初まり一に帰する原則にたつ。
この理による組太刀はいろは四八文字に譬えられる。初め習う時には、い、ろ、は、と一文字づつ順順に覚え、一旦覚えたらその順序を捨て必要に応じてこれらを自由に組み合わせ言葉をいい、文章を綴って用を弁ずる。
組太刀もそのように初めは一本一本正しく習い、覚えたものが後には敵の有様に応じ、いずれの用にも働き得るようにする。
たとえば切落の一本の理が組太刀百本に乗り移り、百本の技が切落一本に帰する。
百本の技が各々離れ離れにならぬ様に一貫して一本につかう。
笹森順造著「一刀流極意」

応用とは基本に立ち返ることであると言えるでしょう。
この言葉を大切にしながら、これからも稽古に励んでいきたいですね。